発電所の自然ウォッチング
阿蘇くじゅう国立公園と耶馬日田英彦山国定公園の美しい山なみに囲まれた高原にある八丁原地熱発電所。約195万㎡という広大な構内では、ミヤマキリシマやシャクナゲが群生し、イノシシやタヌキの姿も見ることが出来ます。また、カッコウやセキレイも木々のあちこちに現れます。この美しく豊かな自然環境に溶け込むため、発電所の建物はすべてグレー系の色で統一。春の花、夏の緑、秋の紅葉、冬の樹氷と四季折々の景観が訪れる人の目を楽しませる八丁原。この恵まれた環境の中で自然の恵みを利用した地熱発電が行われています。ミヤマキリシマ
初夏にあでやかな花を咲かせる群生が山のあちこちに。天然記念物にもなっている、九重町の町花です。
クヌギ
成木は約10~15メートルの高さになる広葉樹。町の特産物でもある「しいたけ」の原木でもあります。
アセビ
唇状の白い花が美しい高山木。しかし花には毒があり、馬が酔うというたとえから馬酔木をも書きます。
シャクナゲ
薄紅色の花は初夏の高原のアクセサリー。道行く人の足を止め、やさしい気持ちにさせます。
カッコウ
なかなか姿は見られませんが、初夏から秋にかけて山を歩くと特徴のある美しい声が後を追いかけてきます。
セキレイ
水辺に住むツバメに似た小鳥。川原の石にとまり長い尾を動かす姿が、とても可憐です。