フェアトレード輸入雑貨
FAR EAST HORIZONの輸入雑貨、衣類等はすべて、発展途上国の貧しい人々の自立を支援する手作り製品です。フェアトレードと呼ばれるこのシステムは、大量生産の搾取流通とは無縁のスタイルで運営されています。 貧しい人々にとって最初に必要なのは、生きていくための最低限の水や衛生の確保であり、そのためにいろんな団体、政府から援助が行なわれています。しかし、その次の段階として、自立するためのこうした仕事、貿易が必要なのです。
WHAT'S FAIR TRADE ?
フェアトレードの主な対象国はネパールを中心としたアジア各国で、アフリカや南米のものもあります。
フェアトレードとは中間搾取や物価の差による不公平をなくし、各国の小さな生産者たちに良質の商品を継続して提供してもらう貿易システムです。
継続購入することで、例えば現地に学校を作るだけでなく、収入への不安をなくして子供たちを学校へ通わせ、児童労働を減らすこともできます。
宗教のために差別を受ける女性たちが仕事を持つことで発言権を得たりということもあります。
また、私たちは日本では手に入りにくくなった本物のハンディクラフトを手軽な価格で手にすることができます。「手作り品=高い」という思い込みは通用しません!
フェアトレードの目的はたくさん販売して、たくさん仕事を作ることです。
必要以上に高い価格を設定しないので、実は市価より安いものもたくさんあります。
食品は昔ながらの素朴な製法で作られた無農薬、有機栽培のものばかりです。
健康に良いばかりでなく、環境保護にも役立っています。「援助ではなく貿易を!」。
欧米ではすでに盛んなフェアトレードに日本でも親しんでみませんか?
WHY HANDY CRAFT ?
ではなぜハンディクラフトなのか。現代では発展途上国でも大量生産品がすでに市場の大半を占めています。しかしここにあるのは手織り、手編み、手作りなど、手間のかかった手作りのものばかりです。
こうした技術は今日、先進国で見直され始めていますが発展途上国では技術を持つ人はいるのに市場がありません。
そこで外国語を話せない小生産者グループを、その国のNGO(非政府組織)が指導し、外国(先進国)のNGOが輸入することで生産者の現金収入を増やし、経済力を向上させています。
こうしてお互いが利益を得られる公平な貿易=フェアトレードというシステムが誕生しました。
FAIR TRADE SYSTEM
FUTURE OF NEPAL
FAR EAST HORIZONではネパールとの縁が深く、シルバーやその他のフェアトレードを進めるうちに、現地の子供たちの就学状況について深く知ることとなりました。
ネパールの小学校は義務教育ですが、学費が有料であるため、多数の子供達が学校に通うことができていません。
教育水準、識字率もかなり低く、民主化、国力の成長などの大きな妨げになっています。
ネパールは立憲君主制ですが、世界有数の資産家である王室も、多くの政治家も、国民のために働いていません。
近年は共産主義ゲリラ・マオイストの活動が活発で、特に山岳地帯の治安が悪くなっています。
子供たちも村での生活が苦しく、カトマンズなどの都会へ流入してはストリートチルドレン化している現状があります。
まずは学校へ通い、ネパール語を読み書きできるようになること、算数ができるようになること。そこからフェアトレードへつないで自立を応援していくことが私たちの願いです。
我々は現在、カトマンズ盆地内のクエンチャ村に住む二人の子供たちの学費援助を行なっています。
2003年1月と2004 年1月、2006年1月に彼等二人に会ってきましたが、恵まれない状況からようやく学校に通えるようになった二人は熱心に勉強し、優秀な成績を修めています。
その姿からは我々も学ぶことが多く、これからも毎年会って交流を深め、彼等の村の人々ともウール製品の製作を通してフェアトレードのシステムを確立していきたいと考えています。
2003年10月下旬には、初めてのウール製品がクエンチャ村から届きました。
「ミサ・プツァ」という名前の団体を設立し、これから順次製作を依頼していきます。
このウール製品を置いていただける、フェアトレードにご理解のあるショップを募集しています。